猫がテーマのDCキャラクター10選

猫がテーマのDCキャラクター10選

色々な動物がモチーフとなるコミックスのキャラクターの中でも、ネコ科は定番動物の一つ。しなやかな動きや鋭い爪といった猫の特徴を取り入れたり、ライオンやトラといった猛獣をテーマにしたりとそのバリエーションは様々。

今回は、そんなネコ系DCキャラクター達を紹介!

10位「レッドライオン」


Justice League #41 ©2018 DC Comics.

初登場:DEATHSTROKE: REBIRTH #1 (2016)

アフリカの国ブレドゥニアの大統領であるマシュー・ブレンドは、政治工作のためにデスストロークを雇い入れた。デスストロークが新たなコスチュームを手に入れた時、マシューは古いコスチュームを改造してレッドライオンとなる。このキャラクターはマーベルのブラックパンサーをモデルにしており、長年ブラックパンサーを担当していたクリストファー・プリーストによって創造された。

9位「パンサ」


Who’s Who in the DC Universe #14 ©1991 DC Comics.

初登場:TEEN TITANS #73 (1991年)

パンサは、人間に動物の遺伝子を組み込む実験によって生み出された改造人間。犯罪組織ワイルドビースト・ソサエティによって被験体にされ、X-24という番号を与えられた彼女だったが、組織から逃げ出すことに成功する。その後ティーン・タイタンズに協力しメンバーとなるが、のちに離脱した。猫のような敏捷性と強力な爪を持っている。

8位「ライオンメイン」


Batwing #21 ©2013 DC Comics.

初登場:HAWKMAN #20 (1967年)

ライオンメインは、隕石の影響でライオン人間となった考古学者で、ホークマンの代表的な敵の一人。エドワード・ドーソンとして人間の姿でいるときは普通の人間なのだが、その隕石に触れるとライオンメインへと変身し、ホークマンの強力な敵と化してしまう。

7位「タイグレス」


Who’s Who: Update ’88 #3 ©1988 DC Comics.

初登場:SENSATION COMICS #68 (1947年)

虎柄の服を着たヴィランのハントレスとしてワイルドキャットと戦ったポーラ・ブルックスは、のちにヒーローに転向し、タイグレスとなってヤング・オールスターズに参加した。彼女はヴィランのスポーツマスターとの間に娘アルテミス・クロックがおり、その娘もヴィランとなって、母の名を継いで二代目タイグレスとして数々の悪党チームに参加した。

6位「ブロンズタイガー」


Checkmate #7 ©2006 DC Comics.

初登場:RICHARD DRAGON, KUNG-FU FIGHTER #1 (1975年)

世界最高の格闘家の一人に数えられるベン・ターナーは、リチャード・ドラゴンとともにオー・センセイの下で格闘術を学んだ。洗脳によってリーグ・オブ・アサシンの一員として虎のマスクを被った殺人マシンとなるが、自力で洗脳を打ち破りリーグの元から去る。その後アマンダ・ウォラーにスカウトされ、スーサイド・スクワッドのメンバーとして活動することとなった。

5位「キャットマン」


Secret Six #9 ©2009 DC Comics

初登場:DETECTIVE COMICS #313 (1963年)

キャットマンはバットマンのヴィランで、バットマンのコスチュームをネコ風にしたスーツを身につけている。猛獣ハンターだったトーマス・ブレイクは、ネコ科の動物に執着するあまりキャットマンとして犯罪活動を始めた。もともとはただの悪党だったキャットマンだが、シークレット・ソサエティ・オブ・スーパーヴィランズと戦うヴィランチーム「シークレット・シックス」に参加したことで、強い存在感を残すキャラクターとなった。

4位「チェシャ」


Titans: Villains for Hire Special #1 ©2010 DC Comics.

初登場:NEW TEEN TITANS ANNUAL #2 (1983年)

チェシャは、刃物や毒物の取り扱いや格闘術にも長けた最高峰の暗殺家である。チェシャ猫のように軽やかな身のこなしと冷酷な暗殺術で、ティーン・タイタンズを始め多くのヒーローを苦しめてきた。アーセナルことロイ・ハーパーとの間にリアンという娘がおり、最近ではチェシャ・キャットとしてキャットウーマンのサイドキックとして活動していた。

3位「ワイルドキャット」


JSA Classified #26 ©2007 DC Comics.

初登場:SENSATION COMICS #1 (1942年)

ワイルドキャットはゴールデンエイジに登場した歴史の長いヒーローで、ジャスティス・ソサエティのメンバーでもある。プロボクサーだったテッド・グラントは、自分に着せられた殺人の冤罪を晴らすためにワイルドキャットとなり、そのまま自警員となって犯罪との戦いを始めた。ニューヨークやゴッサムシティで活動していたが、引退後はバットマンやブラックキャナリー、キャットウーマンなどの訓練をつけた。テッドの孫であるヨランダ・モンテスが彼の後を継いで二代目ワイルドキャットとなり、インフィニティ・インクなどに参加してヒーロー活動を続けた。

2位「チーター」


Wonder Woman #77 ©2019 DC Comics.

初登場:WONDER WOMAN #6 (1943年)

ワンダーウーマンの最大の宿敵であるチーター。初登場から数えて四人の人物がチーターとして登場している。

最初に登場したプリシラ・リッチは社交家の美女だったが、ワンダーウーマンへの逆恨みから対立し、部屋の毛皮の敷物をまとってチーターとなった。

二人目のデボラ・ドゥメインは初代であるプリシラの姪だが、叔母がチーターであったことは知らなかった。しかし、コブラの洗脳によってチーターのコスチュームをまとい、ワンダーウーマンと戦うこととなった。

三人目のバーバラ・ミネルバはチーターの中でも最も有名で、現在のコミックスでも彼女がチーターとして登場している。考古学者のバーバラは、儀式によって植物神ウルズカルタガの呪いを受けたことで凶暴な半人半獣のチーターとなり、ワンダーウーマンの強敵となった。

四人目のセバスチャン・バレステロスはアルゼンチンの富豪で、一時はバーバラからチーターの力を奪うが、結局は奪還されてしまった。

映画『ワンダーウーマン1984』でバーバラ・ミネルバのチーターが実写化されている。

1位「キャットウーマン」


Catwoman #8 ©2019 DC Comics.

初登場:BATMAN #1 (1940)

ゴッサムシティで活動する泥棒猫のキャットウーマン。猫がテーマのキャラクターでは、おそらくアメコミの中で最も有名であり、現在まで単独シリーズを持ち続けている他、映画やドラマなどでの実写経験も数多い。バットマンの敵であったが、のちに協力者となり、バットマンの恋人となった。その上、かつてはバットマンと結婚して娘がいた設定もあった。

幾度もコスチュームを変えてきたキャットウーマンだが、現在では黒のレザーにキャッツアイ・ゴーグルという姿が定着している。バットマンだけでなく、多くのクリエイターや読者を魅了してきたコミックを代表するファム・ファタールである。

今回はDCコミックスのネコ系キャラクターを紹介しました。毎年新キャラクターが登場するDCコミックスの世界。今後も人気になるネコキャラが登場するかもしれません。もちろん、今回紹介したキャラクターの今後の登場にも期待です。

DCセレクションカテゴリの最新記事